不妊治療に向けての検査については下記の通りです。
流れがわかるように日付と、金額(クリニックによって異なる)を記載してみました。
検査日 | 検査項目 | 費用(目安) |
2017.8.29 | 子宮ガン検査 | 1020円 |
2017.8.29 | クラミジア検査 | 1060円 |
2017.9.7 | 精液検査 | 3500円 |
2017.9.19 | 生理中ホルモン検査 | 2350円 |
2017.9.25 | 通気検査 | 300円 |
2017.9.26 | フーナー検査 | 280円 |
2017.10.4 | 黄体機能検査 | 980円 |
2017.10.17 | 卵管造影検査 | 3000円 |
2017.11.10 | AMH(卵巣予備能力)検査 | 6000円 (※保険適用外 ) |
2017.12.11 | 精子不動化抗体 | 5000円 |
相性テスト | 5000円 | |
超音波検査 | 1590~3000円 | |
尿中LH検査 | 320~600円 | |
POS検査 | 2220円 |
※この料金に、初診料または再診料と検査手技料が別途かかります。

検査の詳しい内容と結果については下記の通りです。
あくまでも私の通っていたクリニックの検査の内容、進め方ですので、実際に検査を受けるときには内容をご確認くださいね。
■子宮ガン検査
○検査方法:内診、細胞診
■クラミジア抗体検査
○検査方法:採血
性器クラミジアは聖行為により感染する。女性で未治療のままだと卵管性不妊(卵管水腫、卵管周囲癒着)、子宮外妊娠の原因になります。
女性の場合、おりものの増加・悪臭、下腹部痛、不正出血などの症状があるが、半数以上は無症状のため気づきにくい。男性の場合、尿道、排尿時痛などの症状があるが、こちらもほとんどの場合、半数が無症状のため気づきにくい。
■精液検査
○検査方法:マスターベーションで採取した精液を検査し、精子の数や運動率などを調べます。
禁欲期間3日~7日間 (※こちらは病院によると思います。)
うちの場合は旦那さんが仕事だったため、指定の入れ物に当日朝採取した精液を入れて私が持っていきました。この場合、温度管理がかなり重要になります。
精液量、精子濃度、総精子数、精子運動率、奇形精子などがわかります。
精液の異常所見としては、乏精子症(精子濃度1500万/ml未満)、精子無力症(運動率40%未満)、無精子症(精液中に精子が存在しない)、無精液症(精液が射精されない)などがあります。
■ホルモン検査
○検査方法:採血 月経中(月経2~5日目の間に採血)
各ホルモンの基準値を見ます。
・LH
・FSH
・PRL
■甲状腺機能検査
○検査方法:採血 いつでもOK
生理不順・不妊の原因として甲状腺機能の異常が隠れている可能性があります。
甲状腺機能の値は月経周期に左右されないため、ホルモン検査と同時に一緒に検査が行えます。
・TSH
・Free-T3
・Free-T4
■通気検査
○専用のカテーテルを膣から子宮へ通し、炭酸ガスを流します。
お腹に聴診器を当てて、卵管の先より腹腔内にガスが出る際の音を聞いたり、内圧をグラフに表したりする検査です。
検査時期は。クラミジア抗体検査が済んでいて、かつ生理~排卵前の間に行います。比較的に痛みを感じず、短時間で検査ができます。
デメリットとしては、スクリーニング検査のため、通っていると判断しても実際には詰まっていることもあり得ます。そのため、通気検査で詰まっていると判断された場合、子宮造影検査を行う場合もあリます。
私の場合、この検査はとても痛かったです。(次に卵管造影をやるのですが、実際には卵管は詰まっていませんでした。)
カテーテルから炭酸ガスが入っていって、だんだんとお腹が張ってくるのですが、通常はおそらく少しずつ抜けたりしてたまり続けることはないみたいなのですが、私の場合、どうやら抜けづらくて、痛みを感じたようです。聴診器で聞いていてガスが出る音は悪くないけど、内圧のグラフが、普通は波が大きく出るところ、私の場合は割とまっすぐで波が小さい。卵管が詰まっている感じはないが、念のため卵管造影検査をやってみましょうとなりました。
で、痛みのあまり、貧血を起こしてしまい、血圧が下がって顔が真っ青に・・・汗
少しの間、ベッドで休ませてもらいどうにか乗り超えました。涙。
どちらかというと卵管造影検査がかなり痛いと聞いていたので、まさか通気検査でこんな風になるとは。
というわけで、次回は恐怖の卵管造影検査です。(これから受けるかもしれない方、こんな風に書いてしまってすみません><)
■フーナー検査
○検査方法:内診にて3箇所の頸管粘液を採取する。(※検査は、排卵期に行います。超音波検査で検査時期を決定します。)
性交後2~3時間後に女性が受ける検査です。
頸管粘液を採取し、①膣、②子宮頸管内、③子宮腔内に進入した運動精子数を顕微鏡で調べます。
頸管粘液の状態により結果が不良になる場合もあります。
<フーナー検査が不良の場合>
・精液所見がよくない→精えきの状態によっては人工授精・顕微授精
・頸管粘液が少ない→人工授精
・精子不動化抗体→体外受精・顕微授精
・性交検査(ED、膣内射精障害など)→EDなどの治療、または人工授精
・その他(原因不明)
■黄体機能検査
○検査方法:採血
黄体期のホルモン、プロゲステロンの値を見ます。
■卵管造影検査(HSG)
○検査方法:専用のカテーテルを子宮に通し、造影剤を流します。
卵管閉塞、狭窄、卵管水腫、子宮奇形などの診断が可能です。
閉塞、狭窄している場合は、激しい痛みを伴います。
クリニックによっては、検査ができないこともあり、他の病院で受けることもあるかもしれません。
私の場合がそうでした。近くの病院と連携して行なっています。
ただ、検査を行うのは、婦人科のいつもの先生でしたので、少しだけ安心しました。が、いろんなブログを見ていて、本当に痛いと聞いたいたので、当日は本当にドキドキしました。ありがたいことに。旦那さんがお休みの日だったので、一緒についていってくれました。
実際の検査は、手術着みたいなのに着替えて、内診台のようなものに乗り、膣に通したカテーテルから少しずつ造影剤を入れていきます。先生ももしかしたら卵管が詰まっているかもと思ったのか、「もしかしたら痛いかもしれません」と。ひぇ~と思って力が入りましたが、「あれ?痛くないかな?」「うん、大丈夫そうだね!全く問題ないですね!」って。「よかった、よかった!」といつもはちょっと愛想の良くない先生でしたが、この時は笑顔で、一緒になって喜んでくれました。
私も安心して、やっと力が抜けました。検査が無事痛みなく終わったことの安心と、卵管に問題がなかった安心と。
旦那さんもホッとしたようでした。
感染症予防のため、お薬をもらって帰りました。
■AMH(卵巣予備能力)検査
○検査方法:採血(いつでも可能)
抗ミューラー管ホルモン(アンチミューラリアンホルモン)とも呼ばれ、卵巣機能予備能力を反映します。
必ずしも年齢とは一致しませんが、一般に30代後半より卵巣機能が低下し始め、妊娠率も低下していきます。
卵巣の反応性を把握することは、卵子数の減少、平均より早い閉経が考えられます。
こちらの検査に関しては、最近んでこそかなり取り上げられるようになりましたが、まだまだ浸透しておらず、クリニックによっては先生から検査を勧めてくることはなく、私の場合も自分から検査を申し出ました。そのきっかけとなったのが、以前不妊治療をしていると言っていた友人にステップアップについて相談した時に、このAMHのことを知りました。もちろん、クリニックでもらった冊子には書いてありましたが、この検査がこんなにも重要だと思わず、見過ごしていました。
先生に「そろそろ人工授精にステップアップを考えた方がいいかな」と言われ、「まだタイミング2回くらいなのに、どうなんだろう?まだタイミングにチャレンジしてもいい気がする・・・」と思っていた時期でした。
AMHの検査のことを知り、すぐに受けにいきました。先生は「まぁ。目安でしかないから・・・」と言っていましたが、私にとってはこの検査がその後の不妊治療の大きなポイントになっていきました。結果は、約一週間後に出たと思います。
結果的に、私のこの当時のAMHは1.67でした。41~42歳くらいの値です。本当にがっかりして、落ち込んだことを覚えています。
もう時間がない、早くしなきゃ、と迷ってる暇もなく、人工授精にステップアップしたのでした。
ただ、AMHは毎回変化します。大きな変化はありませんが、増えたり減ったりします。また、0になったからと言って、閉経、妊娠しない、というわけではないらしいのです。
あくまでも、自分の卵巣の予備機能を知るひとつの目安です。
それでも、自分の体のことを知り、選択のキーになると思うので、子宮ガン検査や乳がん検査をするように、ある程度の年齢になったら、妊娠を望む望まないに関わらず、AMHのことを周知し、検査をする世の中になってほしいです。
★その後の私のAMHについて・・・作成中。
■精子不動化抗体検査
○検査方法:妻 採血
■相性テスト
○検査方法:妻 採血、夫 採精
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